大阪万博に行き隊(行きたかった)の田代です。
ついに2025年10月13日(月)、大阪・関西万博が惜しまれつつも閉幕しました。
私は現地に行くことは叶いませんでしたが、ニュースやSNSを通して見えてきたのは、
“未来”について語りかけてくる万博の姿でした。
現地に行かずに見えた大阪万博の姿
前回の大阪万博から実に55年ぶりの開催となった今年の「大阪・関西万博」。
2025年4月13日から10月13日までの半年間、
大阪・夢洲(ゆめしま)を舞台に、全国的な盛り上がりを見せました。
今回のテーマは、
「いのち輝く未来社会のデザイン」。
150を超える国や地域、企業や団体が参加し、医療、エネルギー、環境、都市デザインなど、
さまざまな未来のビジョンが提案されました。
私は残念ながら会場へ足を運ぶことはできませんでしたが、
テレビやニュース、SNSに映し出される光景を通して、「ただの博覧会」ではない、
何か大きなメッセージがそこにあるように感じました。
たとえば——
空飛ぶモビリティの試験飛行。
再生可能エネルギーで設計された建築物。
AIやロボットが活躍するデモンストレーション。
こうした最先端技術の展示は、未来への期待とともに、私たちが向き合うべき社会課題も浮かび上がらせてくれます。
特に印象的だったのは、「持続可能な社会の実現」や「環境問題」に焦点を当てた数々のテーマ。
会場で使われた木材や資源の一部は、石川県の復興支援にも活用されると聞き、
未来の社会づくりが「今の誰かのため」にもつながっているのだと感じました。
「未来をつくる」とは、いったいどういうことなのか。
そんな問いかけが、万博という空間にそっと込められていたのかもしれません。
そして、忘れてはならない存在——
公式キャラクター「ミャクミャク」。
2022年にその姿が発表された当初は戸惑いの声も多かったはずが、
気がつけば大人気!
あのインパクト、どこか憎めない不思議な愛らしさ。
もしかすると、この「ミャクミャク人気」も、想定された“未来のひとコマ”だったのかもしれませんね。
次の万博を、どこで迎えるだろう
大きなイベントが一つ終わると、ふと静かな余韻が残るものです。
大阪万博もまた、現地に行けなかった私にとっても、どこか心に残る存在となりました。
その場所には、きっと誰かの夢や挑戦があり、
未来を思い描くたくさんのまなざしが交差していたことでしょう。
行けなかったからこそ、想像をめぐらせることができた気もします。
「いのち輝く未来社会」とは何か。
それは、特別な誰かがつくるものではなく、
私たち一人ひとりの中にある行動の積み重ねなのかもしれません。
またいつか、次の万博が開かれるとき、
今回のように心を動かされる自分でありたい。
今度こそ、会場の空気を肌で感じてみたい。
そんな思いを胸に、行けなかった大阪万博を、そっと振り返っています。